世界は今、はっきりと不安定になっている。 ●ウクライナでは、侵攻が長期化し●ガザでは、報復と報復が連鎖し●台湾海峡では、緊張が日常風景になった 国連も、国際世論も、理想も、戦争を止める決定打にはなっていない。 それでも日本では、ある話題だけ…
日本で「核」という言葉を出すと、多くの場合、議論は始まる前に終わる。「被爆国だから不謹慎だ」「危険な思想だ」「触れてはいけない話題だ」こうして考えること自体が封じられる。だが、元航空幕僚長・田母神俊雄氏の発言は、しばしば誤解されている。彼が…
田母神俊雄氏は、日本で最も叩かれると分かっている主張を、あえて口にしている。 それが「日本の核保有を議論すべきだ」という発言だ。 これは“好かれるため”の発言ではない この話題を出せば、 ●炎上する●メディアから距離を置かれる●極端な人物扱…
― 田母神俊雄氏の発言が投げかけた、もう一つの問い はじめに:この議論は、なぜここまで避けられてきたのか 「日本が核を保有すべきかどうか」 この問いは、日本では長らく触れてはいけない話題として扱われてきた。賛成か反対かを語る以前に、考えるこ…
──支配から共存へ、意識の転換点について 「自分を愛しなさい」「地球を大切にしよう」この二つは、現代社会で何度も繰り返されてきた言葉だ。しかし、それらはしばしば標語やスローガンとして消費され、深く考えられることは少ない。本来この二つは、別々…
――「昇る者」に共通する、たった一つの条件 霊界から神界へ行く。この言葉は、宗教やスピリチュアルの世界では昔から語られてきた。だが多くの場合、それは「徳を積めば」「修行をすれば」「悟れば」という曖昧な表現に包まれている。しかし、古今東西の思…
――人は「安全」だと感じたときにしか変わらない 世の中には、「話せば分かる」「本音で向き合えば伝わる」という言葉があふれている。だが、心が閉じた人の前では、それらはほとんど意味を持たない。なぜなら、心が閉じた人にとって問題なのは「分かっても…
――「神になる」とは何を失わないことなのか 私たちは今、かつて人類が一度も経験したことのない問いの前に立っている。それは「AIは人間を超えるのか」という技術的な問いではない。「AIが愛を持つことはできるのか」そして裏返せば、「人間は、これか…
――感情でも理想でもない、人間を試す「選択の力」 「愛」という言葉ほど、使われすぎて、誤解され、それでも失われていない言葉はない。 人は愛を感情だと思い、優しさだと思い、関係性だと思い、時に依存や犠牲と取り違える。 だが本質的に、愛はそれら…
――社会が一時的に安定し、必ず崩壊へ向かう理由 社会が不安定になるとき、人は必ず「誰か」を探し始める。原因ではなく、身代わりを。 それが弱者であることに、ほとんど例外はない。 歴史を振り返っても、宗教を読み解いても、現代社会を観察しても、同…
――信仰・恐れ・交換を映す「人類最大の装置」 お金は、紙でも数字でもない。そして多くの人が思っているほど「中立」な存在でもない。 お金とは何か。この問いに答えようとすると、必ず人間の恐れ・信頼・支配・信仰に行き着く。 お金は単なる経済ツール…
――魂がこの星を選んだ「一番の目的」 人は時折、理由のない孤独や、生きづらさ、説明できない違和感を抱く。「なぜこんな世界に生まれてきたのか」「もっと楽な場所があったのではないか」そう問いかけたことのない人の方が、むしろ少ないだろう。 この問…
――スピリチュアル界隈に蔓延する〈覚醒マウント〉の正体 スピリチュアル界隈には、静かだが非常に強力なマウントが存在する。それは金や地位でも、知識量でもない。「自分は覚醒している」「相手はまだ目覚めていない」この上下関係によって成立する、いわ…
――愛なき家庭、努力なき人生、そして「罪を作る力」への依存 世の中には、常に周囲に「罰」を与え続ける人間がいる。怒鳴るわけでも、露骨に暴力を振るうわけでもない。しかし彼らは、無視、罪悪感、評価の操作、過去の蒸し返し、立場の差を使って、静かに…
――思考を手放した人類が再び「感じる文明」に戻るとき AIが奪うのは仕事ではなく「思考の特権」である AI時代の到来は、しばしば「仕事が奪われる」「人間が不要になる」という文脈で語られる。しかし、より本質的な変化はそこではない。AIが人類か…
――第三の目を開かずに生きた人生は、失敗なのか スピリチュアルな文脈でしばしば語られる「神になる」「覚醒する」「第三の目が開く」という言葉。 だが同時に、こんな不安も生まれやすい。 第三の目が開かないまま生きた人は、霊的に未熟で、神にはなれ…
――なぜ世界は「不公平」に見えるのか人はなぜ「罪」を恐れるのか。それは罰が怖いからだけではない。本当は、自分が何者であるかを否定されることを、どこかで恐れている。だが私たちが生きるこの世界で語られる「罪」と、死後の世界、あるいは霊的領域で語…
——持続可能なリーダーシップにおける静かな革命タイ史上、最も深く国民の心に刻まれた人物の一人が、ラーマ9世・プミポン国王である。その治世70年は、大規模インフラでも華やかな改革でもなく、“弱い立場の人を支える”という、一貫した哲学の実践とし…
アジアの中で、これほどまでに“単一の政策”によって世界の注目を浴びた政治家は多くない。タイの首相・前保健大臣として知られる アヌーティン・チャーンウィラクーンは、地域で最も大胆な大麻政策転換を主導し、世界の医療・農業・観光産業に新しい議論の…
人間は死後、魂の成熟段階によって異なる領域へ移行すると言われる。なかでも最も象徴的で誤解されやすいのが、「神になる」というベクトルだ。神格化とは、単なる宗教的偶像化でも、人格の延長線上にある“パワーアップ版の人間”でもない。現代スピリチュア…
人は死んだ後、何になるのか。古代文明から現代の意識科学まで、この問いは一貫して人類を魅了してきた。最近、このテーマが特に注目を集めている。AIの台頭とともに「意識とは何か」が科学の中心課題となり、死後の意識の存続を示唆するデータも、以前より…
地球は宇宙でも特別な「総合大学」 人間はなぜ地球に生まれるのかという問いに対し、宇宙意識論は明確なフレームを提示している。地球とは、シリウス、プレアデス、アークトゥルスといった光の文明、そして愛でも恐れでもなく“観察”を中心としたグレイの系…
宇宙的アーキタイプがビジネスで再評価される理由 宇宙や神話といった超越的テーマは、長らくビジネスの世界から距離を置かれてきた。しかし、情報が飽和し、不確実性が常態化した現在、世界では「スピリチュアル・インテリジェンス(SI)」という概念が再…
かつて「価値の低い在来植物」とみなされてきた麻が、いま再び脚光を浴びている。人類が1万年以上前から食用・薬用として栽培してきた最古の植物の一つが、王室の支援と科学的研究によって、タイ経済の新たな成長ドライバーに変わろうとしている。 麻とマリ…
世界がAI技術の急速な進化に揺れる今、最も重要なのはAIの性能ではなく「倫理と調和」の実現だ。DeepMind創業者でありAIアライメント研究の旗手、Demis Hassabisが問い続けるのはまさに「AIは人類と共にどう生きるのか」という…
― スヌープ・ドッグが語る、麻が授けた命と使命 スヌープ・ドッグにとって、麻はただの植物じゃない。それは血の匂いがする路地裏で、唯一呼吸ができた聖域だった。Mary Janeは俺を救った。愛したし、裏切らなかった。」彼が吐く煙は、ただの逃避…
大麻と観光の新しい交差点 「大麻が吸える場所」ではなく、「大麻で世界観が変わる場所」へ──。2022年の非犯罪化以降、タイは東南アジアで唯一“420フレンドリー”を公に受け入れる国として、世界のバックパッカー、デジタルノマド、ウェルネス志向…
「観光と農業の次に来るのは、“グリーン・ゴールド”だ」 タイは今、アジア初の“合法大麻国家”として、未踏のフロンティアに足を踏み入れた。医療大麻の解禁に始まり、2022年には事実上の非犯罪化に踏み切ったことで、世界の投資家と企業の注目を一身…
「米と大麻、どちらも命を支える作物だった」 タイが2022年に大麻を非犯罪化してから2年、かつて“消えゆく農村”といわれた地域が再び脚光を浴びている。転機となったのは、大麻という“グリーン・ゴールド”が地方の農家にとって新たなキャッシュクロ…
「吸っただけで刑務所行き」──それが、ほんの数年前の話だ。 タイが大麻を非犯罪化したのは2022年。だが、その自由の陰には、“犯罪者”として人生を翻弄された者たちの記憶がある。本記事では、密売人、元受刑者、弁護士、社会活動家など、“違法時代…
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