2024年現在、アメリカでは24州とワシントンD.C.が嗜好用大麻を合法化。そのなかで、カリフォルニア、コロラド、オレゴン、ネバダ、アリゾナといった西部のゴルフ強豪州では、ラウンド中の大麻使用が一般的なカルチャーとして浸透しつつある。これらの地域の一部コースでは、大麻製品の持ち込みを容認、CBDエディブルを販売するカートガールの導入、ゴルフ場内に420フレンドリースペース(喫煙所)の設置、といった対応が進んでおり、「大麻とゴルフ」の相性を商業的に活かす試みが急増している。あるカリフォルニア州パブリックコースのマネージャーは語る。「クラブとボールだけじゃなく、“メンタルのための選択肢”を増やした。それがこの時代のニーズなんだ」