土・水・人の体は同じ構造をしている

― 壊れる順番も、なおる順番も同じ

土の話をしていると、
どこかで人の体の話と重なってくる。

それは比ゆではない。
土・水・人の体は、ほぼ同じ原理で成り立っている

そして、壊れ方も、なおり方も、驚くほど似ている。

見た目より「中身」で決まる世界

土は、見た目が黒くても生きていないことがある。
水は、透明でも死んでいることがある。
人の体も、検査が正常でも不調なことがある。

なぜか。

共通しているのは、
中で回っているものがあるかどうかだ。

土の正体は「菌のネットワーク」

健康な土は、ただの砂や泥ではない。

・菌
・微生物
・小さな生き物

がつながった、生きた集合体だ。

菌が
・栄養を分解し
・病気をおさえ
・植物を守る

この循環が切れると、
土は一気に弱る。

水の正体は「流れと分解」

水も同じだ。

・動いている
・微生物が働いている
・よどまない

この条件がそろって、
はじめて水は「生きた水」になる。

消毒しすぎた水は、
きれいだが、回らない。

人の体も「菌と水」でできている

人の体はどうか。

・体の約60%は水
・腸内には数百兆の菌
・皮ふにも菌がいる

人は
菌と水の入れ物とも言える。

腸内の菌が乱れると
・消化が落ちる
・免えきが下がる
・皮ふに出る
・心も不安定になる

これは
土で起きていることと、まったく同じ。

壊れる順番はいつも同じ

土・水・体に共通する壊れ方がある。

1. まず菌が減る
2. 分解が止まる
3. 流れが悪くなる
4. 毒や老廃物がたまる
5. 目に見える不調が出る

人で言えば
・腸
・皮ふ
・自律神経

に出やすい。

なおす順番も同じ

逆に、なおる時も順番がある。

 いきなり強くする、ではなく、
まず回復できる環境を作る。

土なら
・農薬を止める
・菌が住める構造に戻す

水なら
・流れを取り戻す

体なら
・腸を休ませる
・水を整える
・菌を戻す

→殺さない、流す、支える

なぜ「効かせる方法」は失敗しやすいか

現代社会は
・効かせる
・抑える
・消す

で問題を解決しようとする。

だが
土も、水も、体も
生き物の集合体だ。

一時的には効いても、
回る力は弱っていく。

麻・有機・自然回帰がつながる理由

・麻が土をなおす
・有機が水を守る
・腸活が体を立て直す

これらが同じ思想に見えるのは、
対象が違うだけで、構造が同じだからだ。

まとめ

土・水・人の体は、

・菌が主役
・流れが命
・強すぎる介入に弱い

という共通点を持つ。

だから

土が壊れる時代は、
人の体も壊れやすい。

そして

土をなおす発想は、
人の生き方をなおす発想でもある。

未来に必要なのは、
もっと強いものではない。

回れるものを、回れる状態に戻すこと

それだけで、
多くのものは静かに立ち直り始める。