縄文文化において、大麻は繊維であり、医療であり、信仰であり、情報伝達装置だった。日本では古来、「麻は神とのつながり(=Wi-Fi)」とされ、身にまとうことで**“波動を整える”**と考えられていた。現代ラッパーの中には、これを意識的に表現に取り入れる者もいる。たとえばRed Eyeはインタビューで「煙とともに宇宙の意志にチューニングしている」と語り、舐達麻のMVでは仏像・般若心経・曼荼羅といった宗教的モチーフが頻繁に登場する。彼らにとって大麻は、「キマる」ためのツールではなく、“内的宇宙”とつながるポータルになっている。