
大麻による町おこしを否定する厚労省のパンフレット。「いま、違法薬物である『大麻』を利用してまちおこしができるという話が静かな広がりを見せています。」ではじまるリンク先の厚労省のサイトは、〈厚生労働省の監視指導・麻薬対策課は、違法栽培防止などを訴えるホームページ(HP)「大麻栽培でまちおこし!?」(16ページ)の内容に誤解を与える表記があったとして、このHPを削除した。〉(2021年6月17日/毎日新聞)ことになっているが、アドレスが変わっただけで2024年6月の段階でも閲覧可能だ。大麻栽培での町おこしを否定し、「『麻酔い』に注意 畑に入ると、空中に浮遊した大麻成分を吸い込んでしまい、酔っ払ったような症状になります」といった記述があるが法改正時に厚労省はこの「麻酔い」を否定している。また、「麻栽培は重労働」といった記述や法律上許可された大麻と禁止された大麻の写真を並列に並べて否定する写真などに大麻農家が反発していた。このパンフは全体として大麻の危険性をアピールする内容となっているが、新法との矛盾が生じる記述も目立つ。また、危険性のひとつとして「五感が異常に冴え渡った。(音感が以上に冴える。目の前のものが魅力的に見える)」といった「ダメ絶対」かなぁという内容も含む。ある意味、厚労省の黒歴史。