広義の麻と狭義の麻

主な麻の種類
主な麻の種類

植物分類学の麻は大麻だけだが、「麻」という言葉は、日本においては大麻だけを指す言葉ではなく、植物から採れた繊維の総称として使われている。亜麻(リネンやフラックス)、苧麻(ラミー)、黄麻(ジュート)、洋麻(ケナフ)、マニラ麻、サイザル麻などなど主要なものだけでも20種類近くあり、京都の老舗麻問屋 麻小路の小泉孝太郎氏の言を借りれば「土筆も稲藁もひっくるめてぜんぶ麻」だ。さまざまな麻が日本に入ってくる前、苧麻はからむしと呼ばれ、大麻はアサと呼ばれていた。

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