てんかん児に効いた“医療大麻”、世界では承認済み

CBD製剤の有効性については、複数の二重盲検ランダム化比較試験で確認されている。2017年に発表された主要な臨床研究では、Epidiolexを投与された難治性てんかん患者の発作頻度が平均で39%減少したと報告された。特にドラベ症候群やレノックス・ガストー症候群の小児において、従来の薬では効果がなかったケースにおいても明確な改善がみられたという。また、副作用についても、眠気や食欲低下といった軽度なものが多く、乱用性・依存性のリスクは極めて低いことがWHOによっても明言されている。国連麻薬委員会も2020年、CBD製剤を国際的な規制物質リストから除外する決議を採択し、世界的な合法化への流れが加速した。
Sign in to your account