アメリカ・カリフォルニア州在住のレベッカ・Mさんの8歳の息子ノアは、重度のASDと診断されていた。ノアは言葉を話さず、視線も合わず、1日に何度も癇癪を起こしていた。レベッカさんがCBDという選択肢を知ったのは、現地の小児神経科医からの勧めだった。医師の処方のもとでノアにCBDオイルを投与した初日、彼は母親の顔を見て小さく微笑んだ。レベッカさんは「8年間で初めて目が合った瞬間だった」と語る。その日を境に、ノアは徐々に落ち着きを見せるようになり、夜も穏やかに眠れるようになった。パニック発作は激減し、日中の行動にも一貫性が見られるようになったという。CBDによる効果はあくまで“症状の軽減”であり、根本的な治癒ではない。しかし、レベッカさんにとってそれは、息子との人生を少しでも分かち合える大きな転機だった。