「麻」とは何か──文明の記憶を解き放つ神聖なる植物

「麻(あさ)」とは、単なる植物ではない。それはこの地球における太古からの叡智を宿した神聖な存在であり、人類の記憶の深層に根ざす、忘れられた文明の痕跡そのものである。

「麻を知ることは、宇宙文明のリズムを思い出すことだ」

失われた神話植物の記憶

古代日本において、麻は衣食住すべての基本を成していた。それは縄文から弥生、そして神道の祭祀に至るまで、神聖な植物として人々の生活に溶け込んでいた。

「日本の神道は“麻の宗教”である」大麻(たいま)とは元来「大いなる麻」という意味であり、それは“精麻(せいま)”として神棚や祭具に欠かせない清めの存在でもあった。

しかし、明治以降の近代化、特に戦後のGHQ占領政策により、日本人と麻との深いつながりは意図的に切り離されてしまう。「大麻取締法」はその象徴であり、「記憶封印の法律」である。

麻の波動と次元上昇

麻の波動的特性」への着目。宇宙的な次元上昇(アセンション)と麻の波動との関係曰く、麻には「浄化」と「高次意識の回復」という二つのエネルギーが内在しており、それは単なる薬理的なものではなく、意識場全体への作用を持つ。

とりわけ注目されるのは、麻の持つ「ゼロ・ポイント・フィールド」との共鳴性である。麻が放つ波動が宇宙の根源的な振動と一致しており、それが人間のDNAや松果体と響き合うことで、本来の霊的な自己に目覚める“鍵”になる。

“麻”と“真(まこと)”の語源的つながり

日本語における「麻=ま」の語源的意義では、「麻(あさ)」は「まさ=正(まさ)」と連なる概念であり、「まこと(真)」を体現する植物でもある。すなわち、麻を扱うとは、偽りの世界から真(まこと)の世界へと自らの存在を移行させる行為なのだ。

“麻”の復権は単なる産業再興ではなく、「真なる文明への復活」である。農業、医療、エネルギー、衣類、建築資材──それらすべての分野において、麻は「地球と共生する文明の素材」となり得る。

麻を知ることは、自分を知ること

“麻”の核心は、「自己の目覚め」にある。麻の存在を通じて人は、自らがいかなる存在であるか、いかなる過去を持ち、いかなる未来へ進むべきかを思い出すことができる。麻はその“媒介装置”であり、“記憶装置”でもあるのだ。

「麻の糸は、人類の意識を天と結ぶコードなのだ」

結び

麻とは、文明の本質を呼び覚ます「神の繊維」である。それは失われた地球人類の叡智を思い出させ、分断された文明を癒し、再統合へと導く聖なる植物。その声に耳を澄ませることこそが、私たちの進化の扉を開く鍵なのだ。